いいだ動物病院様はanicom receptor7を利用されていましたが、現在は使用システムをアニレセクラウドへ切り替え、電子カルテサービスも導入されています。
電子カルテの導入経緯、導入までの準備や現在の運用状況などを伺いました。
CASE02 電子カルテ導入事例
いいだ動物病院様はanicom receptor7を利用されていましたが、現在は使用システムをアニレセクラウドへ切り替え、電子カルテサービスも導入されています。
電子カルテの導入経緯、導入までの準備や現在の運用状況などを伺いました。
これからの医療業界には電子カルテが必須になると感じたため、導入を決意しました。電子カルテを導入するまでは、レントゲンやエコー画像を電子媒体で扱っている一方、カルテだけは紙で管理している状態でした。電子と紙が混在している状態に加え、カルテに多くの情報を残したいと思っても、情報量が多すぎるため紙媒体での管理に限界を感じ始めていました。カルテの保管場所に困り始めていたことも電子カルテを導入しようと思った理由の一つです。
もともと紙カルテで運用していたため、電子カルテ運用に切り替える準備として、紙カルテに記載されている必要情報のみ(予防情報、既往歴、薬の副作用)を電子カルテに入力する作業を行いました。
入力は主に空き時間に看護師へお願いしました。入力完了まで約8か月程かかりましたが、電子カルテを導入する!と病院の方針で決定した以上、院内の皆で協力し、入力していきました。
紙カルテの情報を電子カルテに入力することで、電子カルテの操作にも慣れていったと思います。
飯田 主税院長
アニレセクラウドのメリット
anicom receptor7からアニレセクラウドに切り替えてから患者写真など、写真をたくさん登録できるようになりました。
以前は写真を登録すればするほど容量が重くなってしまっていたため、助かっています。
クラウドだから、
写真データをたくさん保存しても
動作が重くなりません!
基本的には診察時にカルテ入力を行っています。手術時の患者の様子など、飼い主様が同席できない場面も電子カルテに写真を残しておくことができるため、不測の事態が発生した場合でもきちんと飼い主様に説明できるので助かっています。
電子カルテに入力した診察内容を利用してアニレセクラウドで明細作成を行えるため、会計業務がスムーズになりました。
今までは院長が明細を作成していましたが、明細取込機能により看護師も明細を作成できるようになり、院長がカルテに入力⇒明細作成時に看護師が内容をWチェック、という診療や処置内容を確認できる体制が作られ、請求漏れを減少させることができました。
その場で撮影、その場で保存。飼い主様へのより正確な説明が可能に!
新規開業病院では電子カルテは絶対に導入すべきです。今後の獣医業界で必須になっていくものですし、紙カルテがない状況からスタートした方が導入時のストレスが少なくてすみます。
既存の病院では電子カルテを導入すると決意したら、紙カルテを中途半端に使用しない方が良いと思います。最初の時期はどうしても紙カルテと電子カルテを併用して使用してしまいますが、それを続けているといつまでたっても運用が定着しません。導入を決めたら「紙カルテは使用しない!」と院内で決意し使用すると良いのではないでしょうか。当院では導入を決意してからは、紙カルテを思い切って処分し、院内の皆で電子カルテの運用の定着に向けて取り組んでいきました。
病院情報
いいだ動物病院
大分県日田市田島3-84-3
・従業員数
獣医師1名(院長)、看護師3名、トリマー1名
・システム構成
PC 3台、iPad 3台(受付、診察室、自宅に1台ずつ設置)
院内見取り図